【SBI証券オリジナルプラン】iDeCoで投資しても良いインデックスファンド(先進国株式)(2018年5月16日更新)


玉石混交


2018年5月16日更新
確定拠出年金に関する法律の改正により、運用商品の上限数が35本に制限されることになりました。
この改正をうけSBI証券は5年間をかけて運用商品数を現在の67本から35本以下に削減する事を発表しています。
削減対象ファンドはこちらからご確認ください。

管理人も加入しているSBI証券のiDeCo。
運用商品数も多く、新たに加入した人にとってはどのファンドを選べばよいのか決めがたい事と思います。

前回の国内株式に続き、今回は海外株式インデックスファンドについて投資しても良い商品、ダメな商品を真剣に考えていきたいと思います。

国内株式インデックスファンドについてはこちら


※記載の数値は、全て2017年3月末の数値です。

先進国株式インデックスファンド


ファンド名 ベンチマーク 信託報酬
実質コスト
1年リターン
DCニッセイ外国株式
インデックス
MSCIコクサイ
(配当込み)
0.21% 0.350% +14.03%
DC外国株式
インデックスファンド
MSCIコクサイ
(配当込み)
0.80% 0.8260% +13.78%
EXE-i
先進国株式ファンド
FTSE カイガイ 0.23% 0.37% +14.50%
インデックスファンド
海外株式ヘッジあり
(DC専用)
MSCIコクサイ
(円ヘッジあり)
0.28% 0.5396% +16.13%
iFreeNYダウ
インデックス
ダウ平均 0.225% - -

恐らく、多くの人が運用のメインに据えるであろう先進国株式。
5本のファンドがラインナップされています。

DCニッセイ外国株式インデックス

先進国株式指数であるMSCIコクサイインデックスをベンチマークとする標準的なインデックスファンドです。
0.21%と低い信託報酬で、世界23か国の先進国に分散投資する事が出来ます。
日本国内で最もメジャー指数であるMSCIコクサイインデックスへの投資を行うのであれば、こちらのファンドが本命となります。

ただ、実質コストが高めであるという事、過去大きなトラッキングエラーを起こしているという懸念点も存在するため、それらを気にするのであれば対象外となってしまいます。

DC外国株式インデックスファンド

先進国株式では、絶対に投資してはいけないファンドがあります。
それが、こちらのDC外国株式インデックスファンドです。

低コストなDCニッセイ外国株式インデックスがラインナップにある今、わざわざ信託報酬0.8%もかかるファンドに投資する価値は全く有りません。
両ファンドの名前が似ていてややこしいですが、間違えて選択してしまわないように注意しましょう。

EXE-i先進国株式ファンド

0.23%と低い信託報酬で、世界23か国の先進国へ分散投資する事が出来ます。
FTSEカイガイインデックスをベンチマークとしていますが、MSCIコクサイインデックスとの大きな違いは、ギリシャと韓国を含んでいる点となります。
こちらのファンドは、ファンドオブファンズ方式ですので厳密にはインデックスファンドではありません。

組入れETFの信託報酬がかかるため、実質コストは高めとなる傾向があります。
他ファンドの実質コストよりも下回るのでなければ、あえてこちらを選ぶ必要はないと考えます。

ただし、過去大幅なトラッキングエラーを引き起こしたDCニッセイ外国株式インデックスをどうしても避けたいという人は、こちらのファンドも選択肢となると思います。

インデックスファンド外国株式ヘッジあり

為替ヘッジを行うファンドです。
円高、円安といった為替の影響を排除することができますが、ヘッジにコストがかかるため高コストとなります。
短期の売買であれば為替ヘッジしてリスクを抑える事も分かりますが、20年30年と長期で運用するiDeCoですから、長期的な世界経済の発展を考えたらあまり意味がないのではないかと思います。

運用期間が残り少ない無いのであれば選択肢となり得ますが、それならば債権ファンドの方がリスクも抑えられますので、どちらにしても中途半端な印象です。

iFreeNYダウインデックス

アメリカのダウ平均をベンチマークとしています。
先進国株式全体に分散したMSCIコクサイインデックスにおいても、その約50%はアメリカ株式が占めている事から、いっその事アメリカ一本に絞っても良いのではないかという考えは良く分かります。

ただし、今後何十年もアメリカが経済のトップであり続ける事が前提となりますので、アメリカを信頼できる方のみが対象となります。

まとめ

改めて一つ一つ見ていくと、どのファンドも一長一短あり、選ぶのがとても難しいですね。
管理人が考えるには

本命:DCニッセイ外国株式インデックス
対抗:iFreeNYダウインデックス
対抗:EXE-i先進国株式ファンド

やはり標準的なMSCIコクサイをベンチマークとするDCニッセイ外国株式インデックスが本命となります。

アメリカを信頼するのであればiFreeNYダウインデックス、過去トラッキングエラーを起こしたDCニッセイ外国株式インデックスを避けたいのであればEXE-i先進国株式ファンドに積み立ててはいかがでしょうか。

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