インデックス投資は勧められるものではなく、辿り着くもの


私もそんな考えだったなぁ。



先日、iDeCoについて同僚に説明していた時の事。
運用についての話をすると、同僚はとても怪訝そうな表情をしていました。

聞けば、元本保証の無い商品は怖いので嫌なのだとか。
元本保証の定期預金もある事を伝えたところ安心したようですが、その同僚はまだ30代前半です。
運用期間は30年近くありますし、利益に対して非課税となるのですからリスクを取ってもいいのではないかと、ついついインデックスファンドを勧めてしまいそうになったのですが、すんでのところで思い留まりました。

よく分からない投資の話を熱く語ったところで、同僚の目には怪しい投資話を持ちかけてくる悪徳金融マンと同じに映りますよね。
私はiDeCoの概要しか話していないので多分セーフです、きっと。

インデックス布教はとりあえず諦め、加入するにしろしないにしろ一冊位本を読んでから決めた方が良いと伝えておきました。
私に話を聞くよりも一冊本を読む方が、ずっと心に響くでしょう。

思えば私も・・・

正直、元本保証への強いこだわりにはちょっと驚きました。
節税効果のメリットよりも、元本割れをしない事の方が優先のようで、元本保証がないなら加入しないとまで言っていましたから。
それはこの同僚だけでなく、私が質問を受けた同僚達は皆同様です。

その頑ななまでの銀行信仰には違和感を覚えましたが、よくよく考えたら以前の私も彼らと同じだったんですよね。

「投資なんて自分には関係のないもの。」
「貯金さえしておけば、将来安泰。」
「お金なことばかり考えてるのは卑しい。」

インデックス投資を始める以前の私は、そう考えていましたから。
もし、あの頃私にiDeCoやインデックス投資を勧める人がいたとしても、どこぞのペテン師が騙しに来たのかと全く聞き耳を持たなかったでしょう。
誰かに勧められたのではなく自分で辿り着いたからこそ、調べ、勉強し、考えるようになったのだと思います。

彼らは今辿り着いたばかりのところです。
これから色々と調べて結論を出すのだと思いますが、私からは口出しせず待ってみようと思いますよ。
インデックス投資の事をリアルに話せる知り合いができたら嬉しいです。

まとめ

広告など目にする機会が増えてきた事から、iDeCoや資産運用に興味を持つ人が増えてきていると思います。
すでに運用を行っている人は、「こんなお得な制度を知ってるんだ」「インデックス投資は素晴らしいんだ」と広めたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢して多くを語らない方が得策です。

熱く語れば語るほど、ペテン師認定されてしまうかもしれませんよ。


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