日本生命がiDeCo(個人型確定拠出年金)の新プランを発表。口座管理手数料を値下げ…でも


12月1日からです。


個人型確定拠出年金につきましては、私の加入しているSBI証券と、新たに個人型確定拠出年金の取り扱いを開始する楽天証券ばかりを注目していましたが、既存他社も来年からの改正法施行を前にしてプランの刷新や改良を行ってきているようです。
この度、日本生命がiDeCoの新プランを発表しましたよ。

個人型確定拠出年金向け新プランの取り扱い開始について(PDFファイル) - 日本生命

なんと、これまで毎月556円(税込)(年額6672円)かかっていた口座管理手数料が毎月480円(税込)(年額5760円)に値下げされます!


・・
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えっ?それだけ?

ペーパーにも「確定拠出年金法等の一部を改正する法律が成立したことをふまえ」と記載がある事から、来年から加入権を取得する公務員や専業主婦の獲得を念頭に置いているのだと思うのですが、年額912円の値引きに抑えるという、ある意味思い切った施策を取ってきましたね。

SBI証券や楽天証券のように、ある一定金額以上を無料にする事は難しいとしても、野村證券の口座管理手数料(年額4104円(税込))にも及ばないとはこれ如何に。
何のための新プランなのでしょうか。

運用商品は・・・

運用商品についてですが、これはさすがに日本生命。
ニッセイアセットマネジメントを関連会社に持つだけあり、同社が運用する低コストインデックスファンドがメインとなっています。
下記、インデックスファンドのみを抜き出しています。

クラス ファンド名 信託報酬(税抜)
国内株式 DCニッセイ日経225インデックスファンドB 0.19%
先進国株式 DCニッセイ外国株式インデックス 0.21%
新興国株式 インデックスファンド海外新興国株式 0.55%
国内債券 DCニッセイ日本債券インデックス 0.18%
先進国債券 DCニッセイ外国債券インデックス 0.21%
新興国債券 DCダイワ新興国債券インデックスファンド 0.52%
国内REIT DCニッセイJ-REITインデックスファンドB 0.25%
海外REIT DCダイワ・グローバルREITインデックスファンド 0.53%

一見して低コストのファンドが揃っていますね。
しかし国内株式にTOPIXがありません。
また、運用のメインになるであろう先進国株式がDCニッセイ外国株式インデックスと、SBI証券に今年追加されたファンドと同一です。
SBI証券であれば、資産額50万円以上になると口座管理手数料が0円となりますので、わざわざ日本生命で加入して運用する必要性はありません。

保険外交員の勧誘に注意

今回、新プランとして口座管理手数料を減額するという事で、日本生命としても新規顧客獲得に力を入れて来るものと思われます。


日本生命は国内でも大手の保険会社ですので、同社の生命保険や医療保険等に加入している家庭は多いのではないでしょうか。
保険に加入しているご家庭には、担当の保険外交員から保険のついでにと勧誘を受けるケースが増加すると思われます。

普段保険でお世話になってる外交員から紹介されたら、断り難い気持ちになってしまうと思います。
しかし、比較検討もせずに申し込んでしまう事だけは避けましょう。


信託報酬と口座管理手数料、最低でもこの2点だけは他社と比較を行い、最も低コストで運用できると思われる金融機関を選択するようにお願いします。

楽天証券かSBI証券がオススメ

2016年10月16日時点、管理人のオススメは楽天証券かSBI証券です。

楽天証券は資産残高10万円以上になると口座管理手数料が0円になり、SBI証券は50万円以上で口座管理手数料が0円となります。
管理人はSBI証券のiDeCoに加入していますが、これから加入するのであれば手数料がより安い楽天証券の方が有利になると思います。 

信託報酬については、SBI証券の方が安くなります。

どちらを選ぶかは、あとは好みの問題です。


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