ジュニアNISA口座開設数が4万口座突破!!



え、そんなにあるの?




2016年4月から始まりましたジュニアNISA。
制度開始から2ヶ月が経ちまして、開設口座数が発表されました。

NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果について - 日本証券業協会

何と、2ヶ月で4万口座という低調ぶりです。
しかも稼働口座数は、衝撃の5,545口座!
NISA口座でも50%程度の稼働がありますが、まだ開始2ヶ月とはいえ稼働率13.3%というのは低いですね。

それもそのはず、このジュニアNISA、通常のNISAと比べてもクセの多い制度です。

  1. 口座開設は2023年まで
  2. 開設できるのは0歳から19歳
  3. 非課税枠は年間80万円まで
  4. 投資資金は本人ではなく、両親や祖父母が払う
  5. 18歳まで引き出し不可


NISAとの違いを挙げてみるとこんなところでしょうか。
非課税期間はNISA同様5年間ですが、非課税期間終了後も18歳まで引き出せないという謎仕様となっています。

確定拠出年金も60歳まで引き出せませんが、こちらは60歳まで非課税で運用できますからね。
成人年齢の引き下げや、大学の学費を想定しているのでしょうが、この中途半端な制限は正直デメリットにしか感じません。

開設数が伸びないのは、この制限の為ではないでしょうか?

また、自分のNISA枠120万円すら使いきれていない私のような人にとっては、まずは自分や奥さんの枠を使う事が優先となりますからね。
一部のお金持ち以外、開設する必要が無いと思います。

少しでも普及させたいのであれば、まずは非課税機関が終了したら、その分だけでも引き出せるように改正するべきでしょう。

もうちょっと、制度を作る前に考えてほしいものです。


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