マイナス金利が投資信託に転嫁されることが決定



やめてよ



嫌なニュースが入ってきました


マイナス金利を投信に転嫁 運用各社、投資家の利益目減り-日本経済新聞


年明けに、日銀がマイナス金利を導入したのは記憶に新しいですね。

各金融機関が、マイナス金利導入後新たに日銀に預けるお金に対し、-0.1%の金利がかけられるため、金融機関の収益が悪化するのではないかと言われています。

住宅ローン金利が下がるなどよい影響もありますが、通常の銀行口座にもマイナス金利が掛けられるんじゃないかとの不安から、自宅用金庫が売れていたりもするそうです(単なるマイナンバー対策の可能性もありますが)。

今回、ファンドがキャッシュで保有している部分にかかるマイナス金利を基準価額に反映させるということで、投資家は0.02~0.05%程マイナスの影響を受けることになるとの事です。

一見すると、あまり大きな影響ではないように思えますよね。
でも、もし今後マイナス金利幅が大きくなるようなことがあればどうでしょうか。
せっかくインデックスファンドが低コスト化してきたというのに、その流れにブレーキをかけることになりかねないなと思います。

また、気になる点があります。

2~5%保有している現金の「一部に」マイナス金利がかかるのですが、記事では現金全額にマイナス金利を掛け、その額を投資家に負担させるような内容となっています。
マイナス金利がかけられる現金が一部であるのであれば、0.02~0.05%よりも低い割合でなくてはいけないはずです。

マイナス金利が適用されるのは導入後「新たに」預け入れられるお金だけで、それまで預けてあったお金にはプラス金利が今も支払われているはずです。

そのプラス金利と相殺し、足りない部分を転嫁するということであれば納得できるのですが、保有キャッシュ全額に対してマイナス金利をかけ、その全てを投資家に負担させるのだとしたらおかしな話です。

そもそも、過去現金部分にかけられていたプラス金利はリターンに組み入れられていたのでしょうか?

この記事だけでは分かりませんが、どうもスッキリしない決定です。


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